丁寧に生きていることが実感できる本
本を開くと、右側には相田みつをの言葉が、左側には野崎洋光の料理写真と言葉が。最後に掲載写真の作り方が載っていて、料理をすることで、「丁寧に生きている」ことが実感できる本。
それは料理人野崎洋光さんのはじめに書かれている言葉にもあらわれています。
日々のことに追われていると、良いことばかりに目が行き、それ以外は、見えなくなり、感じることができず、知らず知らずに心がすさんでくるときがあります。そんな折、ちょっとひと息ついたとき、相田みつをさんの詩と対峙すると、自分はこの宇宙に生かされている幸福を感じます。心の奥深く揺さぶられる気持ち、心の詩の職人の言葉に僭越ながら味をつけました。
食は、生きるすべての道につながります。
皆さまの生活に深く、相田さんの心が入って、豊かな味となりますことを願ってここにお届けします。
「分とく山」 野崎洋光
表紙の器に盛られた茶色いみそのようなもの・・・
八木澤商店の「もろみ」です。