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八代目、物思いにふける

いのちの食べかた

先日、全社研修会でドキュメンタリー映画「いのちの食べかた」の上映会がありました。
ナレーション、BGMなしの作業音のみの90分。内容が内容なだけに、具合を悪くする社員もでてしまいました。
おそらく、この映画を観た後は、ちょっとの間でも、スーパーに並ぶ食品がどのようにしてつくられ、ここまできたのかを想像すると思うんです。そして、いつ も何気なく買っていたものに対して、ひと呼吸おいて、吟味してから買い物かごに入れていく・・・。そんな日が何日かはあるんじゃないかと。
それをふまえて、研修会終了後にアンケートをとりました。おもしろいですよ。
心が食や命の大切さを痛烈に感じていることと、実際の食生活の実態。「わかっちゃいるけど・・・」も、ちらほら。でも知ることと、知らないでいることでは食べ物だけではなくて、いろんなものを選択していく上で将来に大きな差が出るよね。

僕もまだまだ勉強不足。見ることも、聞くことも、体感することも。
では、アンケート結果をご覧あれ。

■アンケート結果

(1)今日の映画は?

  その他 : 観たいけど、観たくなかった / 無回答


 

(2)食品を購入する際、気をつけていることは? (複数可)

  その他 : 賞味(消費)期限 / 価格にくらべてよいもの



(3)納豆、豆腐、味噌、醤油等大豆製品を買う場合



(4)食品を購入する際、価格は気になりますか? (複数可)



(5)自分たちが扱っている商品の主原料産地がわかりますか?



(6)「地産地消」を説明できますか?


地産地消 とは・・・。

『地域生産地域消費』『地元生産地元消費』などの略。
その地域で作られた農産物・水産物を、その地域で消費すること。また、その考え方や運動。
輸送費用を抑え、フードマイレージ削減や、地域の食材・食文化への理解促進(食育)、地域経済活性化、食糧自給率のアップなどにつながるものと期待されている。



(7)「スローフードを説明できますか?


スローフード slow food とは・・・。

食生活や食文化を根本から考えていこうという運動。伝統的な食材や料理方法を守り、質のよい食品や、それを提供する小生産者を守り、消費者に味の教育を進めるというもの。
1986年ころにイタリアで生まれた運動。



(8)「フードマイレージ」を説明できますか?


フードマイレージ food mileage とは・・・。

食料が消費者に届くまで、どれくらいの距離を輸送されてきたのかを数字で表したもの。
食料輸入量×輸出入国首都間の距離を輸入国別に算出・集計して表す。
単位はトン・キロメートル。農産物の輸送による環境負荷を計る指標の一つとして、英国の消費者運動家ティム・ラングが1994年に提唱。
環境負荷を軽減するためには、食糧自給率のアップや地産地消の実践が必要とされる。



(9)自分たちがふだん口にしている食べ物(外国産)が、今日観た映画と同じ作り方をされているのはご理解いただけましたか? 



(10)映画を観て、食べ物に対する考え方はかわりましたか?



(11)映画の感想



その他 :
●今後、生きているということは何なのか、食べ物、人間も無機質でよいのか・・・。
●いのちをもらってたべているもの、粗末にはできない。
●(あまりいい印象はないが)命にありがとう、ごちそうさまの意味を非常に感じる。
●生き物(動物)を処理する仕事はできない。
●かなり重い内容だが、知らなければいけないと思う。
●無機質に続く命のつみとり。命についての伝え方は別な方法もある。これでは、人間の食に絶望しか感じない。
●豪快かつ合理的にするとああなるのかな?


(4)食品を購入する際の価格は気になりますか?っていう質問。複数回答にしたら、特売商品は買うけど、極端に安い商品と怪しいと思っちゃう、っていう人が多かったの。おもしろいね。「安い」と「怪しい」の境界線はどこなのかとか、お客さまの心理状態をきちんと見極めないと。あ、でも特売(用)商品も極端に安い商品もないんだ、八木澤商店・・・。
地産地消は理解度が深くてうれしい。スローフードやフードマイレージはイマイチ。残念。ふだんの仕事とあまりくっつかないのかな?スローフードはイタリアだけのもの(言葉)ではないしね。きっと、僕の説明も足りないのかな。よし、しつこいくらいに言いつづけよう。
それと、妻にもアンケートをとったんだ。やっぱり僕の理想の妻でした(笑)。

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