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八代目、物思いにふける

WHAT A WONDERFUL WORLD!

三崎ともやす、キミと友だちになって40年以上。

I see trees of green
red roses, too
I see them bloom
for me and you
And I think to myself
"What a wonderful world !"

八木澤商店の去年の創業200周年記念祝賀会で歌ってくれてありがとう。
キミにステージに呼ばれて上がってはみたけど、
僕は迂闊にも
キミの病気を不憫におもって、声が詰まって歌えなかった。
どんな小さな会場でも、歌を生業としている人の聖域にかわりはない。
そのステージを台無しにしてしまったね。
あのときは本当にすまなかった。

I see skies of blue
and clouds of white
On the bright sunny day
or in the dark sacred night
And I think to myself
"What a wonderful world !"

家業を継いで醤油屋になった。仕事はおもしろい。
でも歌はその前からずっと好きだった。今は仕事と歌、同じくらい好きだ。
キミが歌で生きててとてもうらやましかった。
そんなキミが友だちだっていうことが、僕の自慢だった。

I see the colors of the rainbow
so pretty in the sky
And also on the faces
of people going by
I see friends shakin' hands
sayin' "How do you do?"
I know they're really saying
"I love you"

岩手に引っ越してきて嬉しかった。
盛岡に所用で出かけたときは、必ず立ち寄った「モンドリアン」。

僕は趣味でギター片手に歌うときがある。キミがライブハウスで
歌ってた曲ももちろん歌うよ。
今までは歌うことが楽しい、それだけだったけど、
これからは歌うたびにキミを思いだすんだね。

I hear babies cry
I watch them grow
I know they'll learn
much more than I'll ever know
And I think to myself
"What a wonderful world !"

「歌えない、弾けないというのであれば、ぼくが生きている意味はない。」
放射線治療、手術を拒み、歌い続けた友だちよ。
歌うことで人との出会いやこの世界に感謝を綴った我が友よ。
悲しいよ。こみ上げる悲しさと涙をこらえるのって、大変なんだなぁ。
キミの通夜の席では、声をあげて泣くことを笑って見ててくれ。

What A Wonderful World ! (この素晴らしき世界! 1968年 LOUIS ARMSTRONG)
Bye, my dearest friend, 三崎ともやす.
安らかに眠ってください。

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