こんにちわ、八木澤商店です。
先日、製造部のアヤちゃんが"先生"をつとめる、大豆出前教室に同行してきました。
八木澤商店が震災前から毎年恒例で実施してきた、小学生向けの手作り味噌教室です。
場所は、お隣の宮城県気仙沼市、小原木小学校。3年生の皆さんと、昨年から引き続き2回目の出前授業です。
1学年1クラス、7名です。
出前授業の”先生”を務めるアヤちゃんは、今年の春で入社6年目になります。
昨年の出前授業でも先生をつとめていたので、子供たちとは顔見知り。
先生ぶりも板についてきました。
さっそく出前授業スタートです。
先生が一晩漬けておいてくれた大豆をざるに移し、圧力鍋で蒸す準備をします。
大豆を蒸している間に別な作業。でも鍋が気になります。
しゅるしゅるしゅるしゅる...視線の先は...
蒸気でこんなことに!
アヤちゃん先生「いったん弱めましょう」
冷静です。
何回かに分けて大豆を蒸している間、休み時間がきました。隣の教室の子供たちも見学にやってきました。
大豆が蒸しあがったので、さわってみましょう。
写真のまんなかにいるのは、ボランティアで授業をお手伝いしている、大学生のお姉さん先生です。途中まで、一緒に手伝って頂きました。ありがとう!
蒸しあがった大豆をつぶす過程は、ミキサーを使ってもいいのですが、今回はなかったので手でつぶすことにしました。
蒸しあがった豆を追加投入。さあどんどんつぶしていってね。
ちょっと場面を前に戻して。
これは米麹です。
これをボウルに移して塩を混ぜておき、子供たちが手でつぶしてくれた大豆に投入します。
米麹ってどんな感じ...?
米麹に塩を混ぜた状態です。
大豆が蒸しあがる前に、塩と米麹を混ぜておきました。
独特の匂いと、触ってみるとほんわかあったかい感じがあります。写真左はこのクラスの担任の先生です。
米麹の匂いに「だめだ~」と倒れこむ子も(笑)
「私は平気!」さすが、お姉さんですね。
みんな、もくもくと豆をつぶしながら、米麹と塩も加えて、さらに混ぜます。
蒸し時間が足りず、ちょっと固い大豆もありました。
この場合は直接ボウルにいれて手でつぶすのが大変なので、ビニール袋にいれて手のひらでぐいっとつぶしていきます。
子供たちはすぐにコツを覚えてくれました。
大豆の豆粒をとにかくつぶしていきたい彼の、目にもとまらぬ連続パンチ...この工程、気に入ってくれたようです。
でも、勢い余って、袋に穴が開いてしまいました。
てへへ。
ここでそろそろ、つぶした大豆をボウルにまとめます。
その後、こぶし大ぐらいの大きさに丸めます。
みんな!だんだん、丸のサイズが大きくなってきているよ!
丸めたものを、空気が入らないよう、容器の内側に押し付けるようにして、平らに積み上げていきます。
上手!
「できたよ!」
こっちもね。
「僕も!」
容器にいれた味噌は、重石を乗せてこのまま。
重石をぐいっと押し込んでふたを閉めてはいけません。
自然と沈み込むまで置きます。
アヤちゃん先生「これから約1年間、1か月に一度は底までまぜまぜして、忘れないでね!」
担任の先生が、忘れないための表を作ってくれました。これで安心。
「5月の連休はどうすればいいですか?」という質問も。
大丈夫!学校がお休みじゃない時に、月に1回混ぜてくれればオッケー。
カビも出てくるけれど、発酵の過程で大事なものです。朝顔や昆虫の観察のように、味噌も観察してね。
最後に、記念写真別バージョン。
お世話になりました。またよろしくお願いします!
(文・写真 藤野)
追伸:子供たちへ。約束より掲載が遅くなってごめんね!